ちょっと工夫でお役立ち

生活を『太く』してみる

kufu_a_01 space20 「スプーンが持ちにくい」・「ご飯を食べているうちにスプーンがずれてくる」そう思う方はいませんか?

スプーンが持てない原因は「握力が弱くなってしまって・・・」「指がうまく曲げられない・・・」などさまざまあります。そう感じている人にお勧めなものが、柄を太くしたスプーンです。太くする事で握りやすく、力が入りやすくなります。

市販品にもありますが、今回は「デコソフト」という素材で作りました。
作り方は簡単!いつも使っているスプーンと、手の状態に合わせて「太さ」「長さ」を調節して取り付けるだけ。
市販品では微妙な調整が難しいですが、この方法なら自分の手に合わせたスプーンを作る事が出来ます。

また、「もう少し太かったら・・・」と思うものはスプーン以外にも、くしや箸、ペン、バックの持ち手、杖・・・日常の中にたくさんあると思います。道具に合わせた素材を使って『太い』生活しませんか??





ちょっと工夫でお役立ち

カテーテル屈曲防止クリップ

カテーテル折れ曲がり防止に使ったものは・・・

kufu_01 space20 ある日の訪問で利用者様のつぶやいた言葉。
「おしっこの管が折れ曲がると、管の根元からおしっこが漏れて困るんだ」
この利用者様は膀胱ろうを作っています。
膀胱ろうというのは、腹部に穴を開けて膀胱にカテーテルを挿入し尿を排泄させる方法です。
このカテーテルからバッグへ尿が流れて溜まるようになっています。
尿バッグは腰にベルトで留めて、外から見えないようにズボンの中へ入れているのですが、この時にカテーテルが折れ曲がりやすいらしいのです。そして、流れが止まってしまった尿は必然的に漏れてしまう。利用者様は長年、このカテーテル屈曲による尿漏れに悩んでいました。
ズボンの中でもカテーテルが折れ曲がらないようにするにはどうしたら良いんだろう・・・?

担当看護師は、旅に出ました。
アイディアを求めて、100円ショップめぐりの旅へ。

kufu_02 そして見つけたのがこの商品です。
スプーンやフォークに巻いて使う滑り止めグリップです。もちろん100円!
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kufu_03 カテーテルの根元に巻いてみました。サイズはピッタリです。
この状態で2週間様子を見てみました。
しかし、残念ながら使っているうちに上へ上へとずり上がってきてしまいました。
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kufu_04 それならずり上がらないようにカテーテル全体に巻いてしまおう!
というわけで、グリップを7個使って全体に巻きつけました。
電話のコードみたいですね。
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kufu_05 ズボンの中にカテーテルと尿バッグをしまいます。「肌に当たっても、グリップが柔らかい素材だから気にならない」

使い心地は良いようです♪
その後1ヶ月経過しましたが、びっくりするくらい尿漏れしなくなったそうです。

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大成功でした(^▽^)

まねしてみたい方は、サイズが合わなかったり素材が肌に合わない可能性もあるので、必ず医療関係者に御相談下さいね。
BY.すー





ちょっと工夫でお役立ち

洗濯バサミ

kufu_01sentaku 指先のつまむ力が弱い方ですと、市販されている洗濯バサミではなかなかはさむことが難しいです。
写真のものは、市販されているものの、つまむ部分に丸いプラスチックの板を貼付けてあります。
工作などで使用する「プラ板」というやつです。
好きな大きさに切って、オーブンで焼くと固く小さくなるものです。
それを貼付けると、指先でつまみやすくなって、洗濯物を干すときなどに楽になります!
これは利用者さまのアイディアをいただいて作成したものです。
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