ちょっと工夫でお役立ち

椅子からずり落ちてしまう

今回のご相談は、 『身体がフラフラして困っている・・・椅子から倒れそうになってしまった・・・いい椅子を買ったほうがいいのかな~』 というご相談でした。

この方の病気の症状は、少しでも動いてバランスを崩してしまうと、自分ではなかなか姿勢を保持することができません。
例えば、靴下を履く・・・床におちた物をとるなどの動作です。

でもいい椅子を買おうと思うとけっこうなお値段するんですよ。
しかも交通・移動手段が大変な人には家具屋さん巡りは大変です。

image001 今回はご自宅にもともとある椅子を利用して、身体が倒れないように工夫いたしました。
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image003 肘掛けがない椅子の為に、特に転倒しやすいものでした。
①肘掛け代わりになるダンボール。
②背中の部分は骨盤を安定する為にバスマットを使用して作成してあります。

2つのポイントで、ご本人の身体に合わせて作成!!

安心して座っていられるとのことで、寝て過ごしていた時間が多かったのですが、起きている時間が長くなってきたとのことです。

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介護方法

無料!相談訪問

「立って浴槽を跨ぐのが不安定で…。浴槽の向こうの出窓に手をつくのも怖いし。
手すりがつけられないかしら…。どこに手すりを付けたらいいかしら?
(本音をいうと、安く済んでほしいのだけど…)」…こんな声、よくききませんか?

通所介護サテライトケアセンター、および、フォーレスト訪問看護ステーションでは、
そんな時に『無料相談訪問』にお邪魔します。
できるだけ希望にそえて、安価な、そして安全な手段を、問題解決に最適な職員が一緒
になって考えます。

無料相談訪問利用
紹介例)Mさん 女性 小柄
Mさんのお宅は、浴槽内の一部には段差がついていて階段状に作られています。    壁の一部に手すりがついていますが、こちら側の浴槽内には段差はなく、深さがあります。シャワー金具と出窓に手をついて、手すりの無い段差側の浴槽を跨いでいたMさん。
症状や身体の事を考え、立って跨ぐ動作が最適と理学療法士は判断しました。

ケアマネジャーさんに報告の上、まずはフォーレストの福祉用具貸与事業所の福祉用具
専門相談員さんに壁をみてもらいました。壁が薄く、手すりを追加する事は難しいとの事。
浴槽の中に台を入れてまたぎを楽にする案は、「お風呂が狭くなるから…う~ん;」とご本人様。

そこで、再度ケアマネジャーさんと作業療法士が相談。浴槽手すりの案がでました。
浴槽の縁の厚さが均一ではなかったため、浴槽手すりの取付は難しいと思われていましたが、「専用のプラスチックの板を挟みこむ事でもしかすると…」と福祉用具さんからの返事。

早速、お試しの浴槽手すりをもって、作業療法士と福祉用具さんがご自宅を訪問。
専用板を一枚挟んで、がっちりと浴槽に取り付けることができました!

H22.2.15 ご本人様と作業療法士・ご家族様とで、使い方や入浴動作の練習を行いました。
①浴槽手すりを使い、左足を入れる。
②出窓に左手をついて、右足を入れる。
③浴槽内の手すりと①の浴槽手すりを持って、浅い浴槽底に腰掛ける。
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この日の結果も、報告書にしてケアマネジャーさんに報告しました。

訪問後、実際に使ってみたご本人様の感想は、「付けて良かった!安心して浴槽を跨ぐことができた。夫も使ってみているようで、夫にもいいと好評…でも、もう少し高さが高いと
足が上がりやすくなっていいような気がする。」と。
それを福祉用具さんに連絡。お試し浴槽手すりより高さの高いものを紹介してくれました。

image002 ←コチラです♪
これについても、福祉用具さんからケアマネジャーさんに報告。ケアマネジャーさんから購入手続きをしていただきました。
(入浴や排泄に関する福祉用具の一部は、手続きをすると1割の自己負担だけで購入できます。経済負担は各段に違いますよね?特に退院前の方は、まずケアマネジャーさんにご相談されることをオススメいたします!)
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Mさんが抱えていた問題は、2回の専門職員の訪問で無事に解決しました。
最適な動作・最適な環境を一緒に検討し、試行し、納得の上で購入した浴槽手すり。
Mさんとご主人様の素敵なバスタイムを支えてくれる事と思います。

「チョット困ってる。」「チョット悩んでいる。」そんな事でも結構です。
Mさんのケースのように、問題解決に最適な職員が無料で伺いますよ♪
お悩み中の皆様・ケアマネジャーさん・病院関係者のかた…是非、サテライト職員を、フォーレスト職員をご活用ください♪お待ちしております~♪♪





ちょっと工夫でお役立ち

背中を洗う時に便利です

  • 脳梗塞や脳出血などで、身体の半身が麻痺している・・・
  • 背中が曲がっていたり、腰が痛くて背中に手が回らない・・・
  • 五十肩で、背中に手が届かない・・・
  • ひっぱる力が弱い・・・
そんな方にこのタオルが役立ちます。
(もちろん、柄の長いブラシでも背中をしっかり洗う方法も一つですよ)
kufu_senaka01 これは市販のアカスリタオルを細工しました。
タオルの端を輪っかにして、別のタオルの切れ端を縫いつけています。
タオルを持つときは写真のように親指を出して使います。
そうすると、自由がきく方の手で引っ張って背中を洗う事ができます。
(*引っ張りすぎには注意です)
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kufu_senaka02 写真のようにリングを取り付けるとしっかり握れます。
タオルの長さは、お身体の状況によって調節するとよいです。

麻痺している腕の方は洗えても、自由がきく方の腕が洗いにくい場合は、
タオルを太ももに巻きつけて、腕をこするようにすると洗いやすくなりますよ。




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