フォーレスト訪問看護ステーション 間欠式バルーンカテーテル

間欠式バルーンカテーテル

 間欠式バルーンカテーテルとは?

間欠式バルーンカテーテル留置法は、排尿障害を有する人の尿路管理の方法です。従来の間欠導尿の問題点を、バルーンカテーテルの利点と組み合わせることにより解決し、なおかつ尿路感染のリスクを最小限に抑えた方法として考案されたものです。
必要な時、バルーンカテーテルを膀胱内に留置し使用します。

どのように使うの?

ナイトバルーンとして、夜間多尿や頻尿、尿失禁に対して夜間のみ使用する場合
夜ぐっすり眠ることができます(介護量が軽減します)
  夜に使えば夜間の導尿やオムツ交換がなくなります
床ずれや皮膚炎の予防ができます
  尿失禁による陰部汚染がなくなります

デイバルーンとして、通学・通勤時のみ留置し、休日や帰宅後は抜去する場合
行動範囲が広がります
  外出や旅行の際のトイレの心配がなくなります

スポットバルーンとして
普段は間欠導尿とし、夜間又は旅行・飲酒など導尿が出来ない場合や
一定時間に多尿を来す場合に使用することもできます

どんな人に使えるの?

膀胱や尿道の病気で排尿が障害された場合や排尿に関する神経の障害によって起こる排尿障害(神経因性膀胱)の場合に間欠式バルーンカテーテルの適応になります。
いずれの病態でも多量の残尿が認められたり、尿失禁・頻尿など排尿困難が見られる方には適応になります。

具体的疾患
  脳病変(脳血管障害、脳腫瘍、パーキンソン病など)
  脊髄病変(脊髄損傷、脊髄腫瘍、など)
  尿道閉塞(前立腺肥大、前立腺ガン) 
  神経因性膀胱(夜間多尿、頻尿、残尿)

誰が行うの?

ご本人またはご家族が行えます。行えるようになるまで看護師が指導いたします。
在宅の場合、訪問看護師が指導いたします。

料金はどれくらい?

バルーンカテーテルの料金は原則的に保険診療の中に含まれておりますが、詳しくは病院にご確認ください。


お気軽にご相談ください。

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