中核症状とは
個人差はあるが全ての人に見られ、進行していく症状
(記憶障害・見当識障害・失語、失行、失認)
行動心理学的症候とは
中核症状や人的・物理的な環境変化等の影響により出現する
精神症状や行動障害のこと
認知症の方に対する在宅介護は、1人に対し3人は必要とされています。介護者が自分の時間を持つ事が出来、心身共に穏やかに介護に臨める事はご本人に対する介護の質に関わり、虐待の予防にもなります。
訪問リハビリでは、ご本人やご家族とのコミュニケーションを大切にし、介護者の一人として支援いたします。
◎同居してないけど大丈夫?
◎サービスを受けること自体に拒否が強いんだけど…
◎うつ等の精神疾患や高次脳機能障害等による精神症状があり、生活に支障をきたし困っている方…
- 介護の辛さを専門職だから安心して何でも相談できる。体調の変化も見つけてもらえるので助かる。
(脳血管性認知症の方のご家族)
- 介護をしているのが1人じゃないと思えることで、気持ちが楽になった。介護は大変だけど、何かあればいつでも相談できるので安心。
(アルツハイマー型認知症の方のご家族)
- 暴言や暴力がひどくて対応に恐怖感があった。病気のことを理解する事で対応を工夫できるようになり、お互い楽になったと思う。
(アルツハイマー型認知症の方のご家族)
- 病気の進行に応じて作業療法士さんや看護師さんに必要な対応をしてもらえた。
ショートステイが安定して利用できるようになったので、友達とお茶飲みしたり、旅行も楽しめるようになった。
(アルツハイマー型認知症の方のご家族)
- 夜中に5~10回くらいトイレに起きるので、昼夜逆転でヘトヘトだった。専門医に診てもらえる様対応してもらい、薬を調整してもらったのでお互いぐっすり眠れるようになった。
(レビー小体型認知症の方のご家族)
- 自分が馬鹿になってしまったと思い、友達に会うことも怖かった。悩んでいる過程を聴いてもらえたのでとても楽になった。後遺症があっても、社会と繋がりを持つ事が大切だと思えるようになった。
(くも膜下出血による高次脳機能障害の方:女性)
|
認知症の進行を左右し、ご家族の介護負担となる最も根本的な原因は、徘徊や介護拒否、昼夜逆転、暴力や暴言などの様々な精神症状や行動障害です。
訪問リハビリでは、生活に支障をきたしている症状や行動の原因を探り、最大限に症状や介護負担を軽減、ご本人やご家族が安心して穏やかに在宅生活を維持出来ることを目指します。
1:生活再構築支援
認知症という疾患や障害の受容は、ご本人はもちろん、ご家族にもつらい作業になることが多いものです。しかし、早期から関係機関に相談し、大まかでも方向性が見えることで不安は軽減します。
訪問リハビリでは医学的な視点やご本人・ご家族の視点から、生活再構築を図るために
- 神経心理学的アプローチ
- 対応手法、介護手法の検討・対応
- 安心できる刺激手段の検討
- リスク管理
- 身体機能面へのアプローチ
- 自助具の検討・作成
- 専門医や外部社会資源利用に向けた移行支援等をおこない支援いたします。
2:状態に応じた専門職の支援
認知症の方の状態やご家族の方の介護負担は日々変化します。変化の把握や、必要な支援を適宜おこなうことで、ご本人やご家族の安心感に繋がります。
- 排泄のこと
- 栄養面のこと
- 服薬のこと
- 合併症のこと
- 看取りのこと
- 福祉用具のこと
- 住宅改修のこと 等…
訪問リハビリでは今必要とする支援を、支援に必要な専門職と連携しながら対応いたします。 |